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着床不全・不育症検査

*着床不全(反復着床不全)について

胚移植を複数回行っても妊娠に至らない場合、着床不全が原因である場合があります。
良好胚を3回以上移植しても妊娠しない場合に反復着床不全(RIF;repeated implantation failure)の可能性を考えていきます。
これは、40歳未満の方がグレードの良好な胚を4回以上移植した場合、80%以上の方が妊娠されるといわれていることから定められた基準です。
しかし、反復着床不全には胚移植回数や移植した胚の個数に明確な基準が定められているわけではありません。

検査・治療

ERPeak検査(子宮内膜胚受容期検査)

着床の窓が開いている時期(=胚移植に最も適した時期)を調べる検査です。
胚移植を数回行っても着床や妊娠に至らない方が、着床の窓の時期にずれが無いかを評価します。
ERA検査よりも最新の検査であり、解析遺伝子数をが絞られていることで診断精度が向上され再検査率が低いといわれています。

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ERA検査(子宮内膜着床能検査)

着床の窓が開いている時期(=胚移植に最も適した時期)を調べる検査です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方が、着床の窓の時期にずれが無いかを評価します。
世界で初めて開発された着床の窓を調べる検査で、広く行われています。
12時間という細かいずれまで特定できることが出来ます。

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EMMA検査(子宮内膜マイクロバイオーム検査) /ALICE検査(感染性慢性子宮内膜炎検査)

EMMA検査は、子宮内膜に存在する微生物の種類と量を評価する検査です。
ALICE検査は、不妊症や不育症の原因となる慢性子宮内膜炎を起こす細菌を調べる検査です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方や、流産を繰り返す方が検査の対象になります。

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CD138検査(慢性子宮内膜炎検査)

着床不全や反復流産の原因となる慢性子宮内膜炎の有無を調べる検査です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方や、流産を繰り返す方が検査の対象になります。

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子宮内膜スクラッチ(子宮内膜擦過術)

子宮内膜に細かい傷をつけて着床率を高める方法です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方に対して効果があるといわれています。

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*不育症について

流産は妊娠の最大の合併症であり、全妊娠のうち約15%に起こります。
90%以上は妊娠10週未満の初期に起こるとされています。
2回以上の流産(妊娠22週未満)・死産(妊娠22週以降)の既往がある場合、「不育症」と診断されます。「不育症」とは、妊娠する事は出来ても、流産や死産を繰り返して、出産に至らない状態をいいます。

流産の繰り返しが2回の場合を「反復流産」と呼び、頻度は2~5%と言われています。
流産を3回以上繰り返した場合を「習慣流産」と言います。
流産は多くの妊娠で見られ、誰にでもおこる病態ですが、3回以上繰り返す場合は1%程度の頻度であり、両親に何らかの疾患が隠れていることもあります。
「不育症検査」は、3回以上の流産を繰り返している方が対象となりますが、3回未満の流産でも検査をお受け頂く事も可能です。

検査

子宮形態検査

経膣超音波検査や子宮卵管造影検査にて、子宮奇形や子宮内腔の癒着が無いかを調べます。 双角子宮や中隔子宮では流産のリスクが高くなります。

内分泌検査

卵巣機能、下垂体機能、甲状腺機能を調べます。

凝固検査

血液凝固系に異常があると血栓症を引き起こしやすく、妊娠にも悪影響を与えます。
流産に至らなくても、妊娠中毒症や常位胎盤早期剥離などのリスクが高くなります。

抗リン脂質抗体検査(ループスアンチコアグラント(LA),抗PE IgG抗体,抗PE IgM抗体,抗カルジオリピン抗体など)

抗リン脂質抗体(APA)はリン脂質に対する特異的抗体です。リン脂質は赤血球や血管に存在します。
血管内で抗原抗体反応が起こると血管中で血液が固まる血栓症を発症します。
不育症の場合は絨毛中に血栓が形成されるのが原因です。胎児は栄養血管を断たれることで成長障害・胎児死に追い込まれてしまいます。

抗核抗体検査

抗核抗体は、非特異的自己抗体です。非自己の異物を拒絶しやすい体質のため、胎児にも拒絶反応を起こしてしまいます。

流産絨毛染色体検査

流産時に排出した子宮内容物の染色体を調べる検査です。
子宮内容物に含まれる絨毛組織は胎盤の成分であり、遺伝的に胎児と同じです。
この絨毛組織の染色体を調べることで、胎児の染色体異常の有無が分かります。
流産の約50~75%は胎児の染色体異常によるものといわれており、女性の年齢が上がるとこの頻度は高くなります。

アクセス
Access

東急東横線都立大学駅より 徒歩30秒
目黒通り沿い三井住友銀行ビル6F
入口は目黒通り沿いにあります

〒152-0031
東京都目黒区中根1-3-1
三井住友銀行都立大学駅前ビル6F

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祝日が入る週の木曜日は一日診療を行います。