月経は、初経(初潮)から閉経まで、女性のほぼ半生についてまわる現象で、女性にとって大変身近な存在です。それだけに、自然現象の月経が止まって しまったり、回数が極端に減ってしまったり、月経のたびに不快な症状があると、悩みや不安が大きくなります。月経にともなう不快症状は、下腹痛のみではな く頭痛や倦怠感をはじめ多岐にわたる症状があり「月経困難症」とよばれています。子宮筋腫や子宮内膜症など、なんらかの病的な変化があるために発生する器 質性月経困難症と、診察ではなんら異常の発見されないいわゆる月経痛とよばれる機能性月経困難症とに分けられます。また、月経前になると精神的にイライラ したり、頭痛や、むくみ、胸がはったような感じなど、微細な体の失調症状が毎月きまって発症するものを、「月経前緊張症」あるいは「月経前症候群 (PMS= premenstrual syndrome)」といいます。これは心理的なものもありますが、黄体ホルモンの分泌も重要な原因と考えられ、あまり強いときには経口避妊薬(ピル)を 飲んで排卵を抑制すると治ります。当院では、内診・超音波検査・ホルモン採血を行い、漢方治療やホルモン療法(低容量ピルの処方)を含めて、患者様の状況 に合わせた治療を行います。