その他の診療について
PICSI(ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術)について
ヒアルロン酸を用いて生理学的に精子を選別するという顕微授精のための新しい技術です。
胚移植後に反復して流産を認めた方、奇形精子の割合が高い方、良好胚盤胞が出来にくい方などに対して効果があるといわれています。
ZyMōt (ザイモート:膜構造を用いた生理学的精子選択術)について
採卵時の精子調整方法の一つです。
遠心分離によるストレスを与えずに良好精子を回収できるため、体外受精・顕微授精の培養成績の向上、妊娠率の上昇、流産率の低下等の効果があるといわれています。
ERPeak℠検査(子宮内膜胚受容期検査)
着床の窓が開いている時期(=胚移植に最も適した時期)を調べる検査です。
胚移植を数回行っても着床や妊娠に至らない方が、着床の窓の時期にずれが無いかを評価します。
ERA検査よりも最新の検査であり、解析遺伝子数をが絞られていることで診断精度が向上され再検査率が低いといわれています。
ERA検査(子宮内膜着床能検査)について
着床の窓が開いている時期(=胚移植に最も適した時期)を調べる検査です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方が、着床の窓の時期にずれが無いかを評価します。
世界で初めて開発された着床の窓を調べる検査で、広く行われています。
12時間という細かいずれまで特定できることが出来ます。
EMMA検査(子宮内膜マイクロバイオーム検査) /ALICE検査(感染性慢性子宮内膜炎検査)
EMMA検査は、子宮内膜に存在する微生物の種類と量を評価する検査です。
ALICE検査は、不妊症や不育症の原因となる慢性子宮内膜炎を起こす細菌を調べる検査です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方や、流産を繰り返す方が検査の対象になります。
子宮内膜スクラッチ(子宮内膜擦過術)について
子宮内膜に細かい傷をつけて着床率を高める方法です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方に対して効果があるといわれています。
CD138検査(慢性子宮内膜炎検査)について
着床不全や反復流産の原因となる慢性子宮内膜炎の有無を調べる検査です。
胚移植を数回行っていても着床や妊娠に至らない方や、流産を繰り返す方が検査の対象になります。